SSブログ

散歩とアクセシビリティ [日記]

これは、アクセシビリティ Advent Calendar 2021の21日目の記事です。
12月4日に、日本科学未来館で開かれたAIスーツケースの体験会に行ってきました。
AIスーツケースは視覚障害者の歩行を支援する機器です。AIスーツケースにはカメラがついていて、置いてあるものや人込みはもちろん、頭の高さに木の枝などが突き出ている場合もちゃんと避けられるのも助かります。
最新のものは自動走行するロボットのようになっていて、私はそれにつかまってスムーズに歩くことができました。ふだん、私は白杖を使ってゆっくり歩いているのですが、AIスーツケースは進むスピードも調節できるので、速足でウォーキングしたい場合によさそうです。
一方、私はガイドヘルパーさんと散歩するのも好きです。障害者のための福祉サービスの一つに「同行援護」というサービスがありまして、ガイドヘルパーさんは、目の不自由な私たちがどこかへ出かける際に誘導してくれたり、外出先での読み書きを手伝ってくれたりします。
年齢や性別もさまざまなガイドヘルパーさんたちと、周りの景色や最近あった出来事などについて話しながら歩くのは楽しいひと時です。
特に川沿いの道はお気に入りのコースで、川で泳いでいる30センチ近くありそうな鯉や、餌を探している鴨などを眺めるのも面白いです。

あるとき、「緑色の光を放つ不思議な物体が動いていると思ったら、緑色のLeDを首輪につけた小さい犬で、長い毛に首輪が埋もれていたので、すぐには何だか分からなかった」と、ガイドヘルパーさんが言うので、私は笑ってしまいました。
また、ある日、「外壁が藤色に塗られた家があるよ」とガイドヘルパーさんが喜んでいて、私も好奇心に駆られてしまい、「何階建ての家なのか」とか「庭はどんな様子なのか」とか、いろいろ質問してしまいました。
さらに、近辺にあるお店で売っているおいしい食べ物やコンビニの新商品の情報も、散歩をしながら交換できるのが嬉しいです。
タイ料理が好きな私は、コンビニでエスニックフェアが始まったと聞いて早速買いに行きました。セブンイレブンのヤムウンセン(タイ風春雨サラダ)は期待以上の味でした。
興味をそそられる看板にひかれてお店の前まで確認しに行ってみることも少なくありません。「そこそこおいしいグラタン」が人気のパスタ屋さんや、ラムネ大福を売っている和菓子屋さんは、散歩の途中で見つけました。
今年は、建物や公園のバリアフリーに関するイベントをはじめ、街づくりの懇談会にも誘っていただいて参加しました。来年も引き続き、そういった活動にも力を入れていきたいです。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。