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はじめての JAWS [パソコン利用]

今回は、Windows 用のスクリーンリーダー(画面読み上げソフト)である JAWSを自分のパソコンにインストールしたあと、私が最初にやったことをレポートします。
この記事は2007年8月に投稿した内容を一部修整して少し書き加えたものです。

JAWS ではデフォルト(初期設定)でキー入力エコーがオンになっていてちょっと面食らいました。
キー入力エコーとは、押したキーの名前を音声でガイドする機能です。キー入力エコーをオンにしておくと、文字を入力した場合にその文字を読み上げるのに加え、Ctrlキーや Altキーを押したときも、JAWS が「コントロールキー」とか「オルトキー」とか言ってくれます。
親切な機能ですが、キー操作に慣れてきたらオフにしたくなることもあるのではないでしょうか。

JAWS Version. 6.2以上では以下の手順でキー入力エコーの調整ができます。

  1. JAWS のウィンドウで Altキーを押してメニューバーの「ユーティリティ」メニューから「コンフィグ マネージャ」を選択します。
    「コンフィグ マネージャ」のウィンドウは(JAWSのウィンドウとは別に開き、ここで設定した内容は「default.jcf」というファイルに保存されます。
    * JAWS のウィンドウは Insert+Jキーでアクティブにできます。

  2. 「コンフィグ マネージャ」のウィンドウで Altキーを押して「オプション設定」メニューから「ユーザ オプション」を選択します。

  3. 「ユーザ オプション」の画面の「キー入力エコー」の項目を「文字」に設定して「OK」ボタンを押します。すると「ユーザ オプション」の画面が閉じます。

  4. Altキーを押して「ファイル」メニューから「保存」を選択します。

  5. そのあと「コンフィグ マネージャ」のウィンドウを閉じておきます。

「コンフィグ マネージャ」については、JAWS のヘルプの目次からでしたら「JAWS for Windows のカスタマイズ」の中の「コンフィグ マネージャ」のところに書かれています。

キー入力エコーをどうするかは「JAWSオプションの調整」ダイアログでも一時的に変えられます。パソコンの講習会などの際には、キー入力エコーをキーと文字の両方にしておいたほうが分かりやすいかもしれません。
Insert+Vキーで「JAWSオプションの調整」ダイアログを開き「編集オプション」の中の「キー入力の読み上げ」で設定できます。
* ちょっと前のバージョンの JAWS では「JAWSオプションの調整」ダイアログの「入力エコー」という項目です。

次に、パソコンでいろいろな作業をしている際に「テキストを入力します」とか「ナビゲートするには左右の矢印キー」とか「選択するにはスペースキー」とか、いつも言ってくれなくてもいいのにと感じる方もいらっしゃると思います。
このように操作方法を説明する音声ガイドは「チュータ メッセージ」というものです。
「チュータ メッセージ」の詳しさを調節するには JAWS のウィンドウで Altキーを押してメニューバーの「オプション」メニューから「基本」を選択します。
* JAWS Ver.4.5では「基本設定」です。
「基本」のウィンドウ(ダイアログ ボックス)が開いたらすぐに「チュータ メッセージ」の設定ができます。
「チュータ メッセージ」の項目で「カスタム メッセージのみ読み上げる」を選び「OK」ボタンを押します。
これで上記のようなメッセージはほとんど気にならなくなります。

JAWS の「基本」の設定ウィンドウはダイアログ ボックスですから Tabキーで各項目に移動できます。
私は「チュータ メッセージ」の次の「アクセスキー」の項目も「ダイアログのみ読み上げる」に設定しています。
アクセスキーとは ALTキーと一緒に押すとメニューや項目に直接移動できるキーのことです。
例えば、メモ帳のウィンドウで Alt+Eキーを押すと「編集」メニューが選べます。
同じようにメモ帳で「名前をつけて保存」の画面を開いているとき Alt+Iキーを押すと「保存する場所」の項目に一気に移動できるのです。

さらに、JAWS の「基本」のウィンドウで設定できる「キーボード レイアウト」を私は「ラップトップ」にしています。そうすると、日本語版の JAWS Version. 6.2以上では JAWS 関連のキーコマンドで Insertキーの代わりに無変換キーが使えるので便利です。

このように、JAWS にはさまざまな設定方法があり、それらは「JAWSマネージャ」にまとめられています。
Insert+F2キーで「JAWSマネージャ」を呼び出し「JAWSオプションの調整」ダイアログや「コンフィグ マネージャ」など、JAWS に関する各種設定ウィンドウをそこから開くことができます。

JAWS の主な設定については、有限会社エクストラのサイトにある JAWS for Windows Professional Version10.0 日本語版のオーディオガイダンスの「第6章 JAWSをカスタマイズしよう」で端的に解説されています。
以下は主な内容です。各テーマごとに再生できますので必要な部分から聞いていくのもおすすめです。

第6章 JAWSをカスタマイズしよう
  基本メニュー、チュータ メッセージ
  音声の設定
  JAWSオプションの調整
  コンフィグ マネージャを使う
  日本語版 JAWS のカスタマイズ


タグ:JAWS
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コメント 2

寅

 友加様
 JAWSの話、とても参考になりました。
また、よろしくお願い致します。
by 寅 (2007-08-24 01:08) 

清沢友加

 寅さん、コメントいただきありがとうございました。
この続きも少しずつ書いていきたいと思っておりますので、こちらこそよろしくお願いいたします。
by 清沢友加 (2007-08-26 10:36) 

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