そのまま続けてください

SYNODOS JOURNAL　「『五体不満足』から遠く離れて」　乙武洋匡×大野更紗
　http://synodos.livedoor.biz/archives/2001595.html
読んでみた。
積極的に発信していると、やっぱり、いろんな反応があるんだ。
乙武さんと大野さんには、「逆風に負けないで。そのまま続けて」とエールを送りたい。

障害や自分のことだけに縛られないで社会のために活動している乙武洋匡さんは、やはり立派な人だ。
　『僕は20代まで、社会という水槽の中で自由に楽しく泳がせてもらっていたイメージがありました。そして20代が終わるころに、そろそろみんなが社会の水槽を自由に楽しく泳げるように尽力していく番ではないかと思いました。』
と話されていたのが特に印象に残った。
一方、大野更紗さんの言葉にも共感した。
　『現代の女性たちが生活で直面しているのは、非常に多様で複雑な社会からの要求です。』
この記事を読んで、大野更紗さんは聞き上手でもあることがわかった。自分の関心のある話題に触れつつも、語りつくしたい誘惑には勝っている。

障害をもつ人たちのなかには、自分の生活で精一杯なのか、一方的に自分のことばかり話し続ける人が少なくない。内容のほとんどは不平不満と思い出話だ。
そして、「あなたはいいよね」と言われるたびに、「私だってそれなりに頑張ってるんですけど」と言いたいのを私は飲み込んできた。
私はカウンセラーには向いていないから、その道は断念してインストラクターになったのに、なんという皮肉だろう。
性別、学歴、就労形態、障害の有無などの属性が同じでも、それらをどう受け入れて生きていくかは、それぞれ違って当たり前だと思う。
「あの人のようにならなければ」と無理をしなくてもいいのでは？