春の別れ [日記]
先月、私が尊敬していた女性の知人が病気で亡くなった。57歳だった。
私が訃報を知ったのは昨日だった。驚いた。
そして悲しみが押し寄せてきた。
今になって考えると、彼女は30代半ばで失明して、その時はお子さんもまだ小さくて、大変なことはたくさんあっただろうと思う。
けれど、彼女はぐちなど言わず、湿っぽい話もしなかった。前向きで社交的な人だった。
現在よりももっと生意気で世の中のことをわかっていなかった私にも優しく接してくれた。
昨年の2月ごろ、お食事をご一緒させていただいた際に、不意に私が始めた恋愛相談に親身になって答えてくださったのが印象に残っている。
お会いしたのはそれが最後になってしまった。
さくらをはじめ、さまざまな花が一斉に咲くこの季節に旅立っていかれたのは彼女らしいという気もした。
天国でも笑顔で楽しく過ごしていらっしゃると思いたい。
2010-04-07 20:29
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