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『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』 [日記]

来月公開される東陽一監督の最新作を試写会で観てきました。
この作品は、戦場カメラマンだった故・鴨志田穣さんの自伝的小説『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』が映画化されたものです。
アルコール依存症になったひとりの男性と家族たちの物語です。

主人公を浅野忠信さん、元妻を永作博美さんが演じています。2人とも力の入りすぎていない自然な演技で、「うまいな」と思いました。
活動弁士・佐々木亜希子さんによる生の副音声ガイドも素晴らしかったです。なにより声が美しく、私も憧れます。

体調が悪かったり、人間関係が良好でなかったりしても、日々は続いていくんだよね。そして、愛する人たちとの別れもいつかはやってくる。切ないけど納得。
大変なときこそ人とのつながりが本当に支えになると思う。だから、主人公は家族に見守られて幸せだったんじゃないかな。
心って、いろんなことを経験したら柔軟になるのか麻痺していくのか。
精神科医と主人公のやりとりや、病棟で次々に起こる騒動はおかしかった。けっこう笑っちゃった。

この映画は、11月26日(金)~28日(日)にかけて佐賀県佐賀市で開かれているバリアフリーさが映画祭2010でも上映されます。副音声ガイドと日本語字幕付きです。


タグ:映画
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コメント 4

清沢友加

久田恵さんのエッセイ集『家族がいてもいなくても』(産経新聞出版)を読みました。
仕事を続けながら家庭のこともやってきた著者の臨機応変さに感心しました。
子育てや介護をすると人は柔軟になると思います。私はどちらも未経験ですが、教員及びインストラクターとして、18歳くらいの学生から80歳近い方まで幅広い年齢層の人たちと接する日々はさまざまな刺激に満ちています。

映画『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』も、主人公の男性の奥さんはもともと気丈な人なのか、子供たちがいたから強くなれたのかと考えつつ観ていました。たぶん両方かな。

by 清沢友加 (2010-12-02 21:43) 

清沢友加

テアトル新宿で『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』が副音声ガイドと日本語字幕付きで上映されます。
12月9日(木)と16日(木)の16時からの回です。
『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』 公式サイト: http://www.yoisame.jp/

by 清沢友加 (2010-12-04 17:27) 

なつ

この映画観たいなっと思ったけど、こちらではやってなかった。DVDでたら観ようっと。
昨日「ソーシャル ネットワーク」観たよ。なかなか印象深かったよ。
友加ちゃんも興味ある分野かななんて思いました。

by なつ (2011-02-12 14:16) 

清沢友加

なつちゃん

『ソーシャル ネットワーク』って Facebook を創設した人の話だよね。私もおもしろそうだと思っていた。

by 清沢友加 (2011-02-12 22:29) 

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