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NVDA を使っていて文字入力ができないとき [パソコン利用]

スクリーンリーダー「NVDA」で読み上げながら Webサイトを見ていて、検索のキーワードなどを入力しようとしているのに文字が入らない場合がときどきあります。それは、NVDA がフォーカスモードになっていないからかもしれません。

NVDA には、「ブラウズモード」と「フォーカスモード」があり [NVDA]キー+Spaceキーを押すごとに、それらが切り替わります。「カシャッ」という音がしたらフォーカスモードで、「プッ」という音がしたらブラウズモードです。
* [NVDA]キーはデフォルトではInsertキーです。
ブラウズモードになっていると、見出しやリストを探して読み上げるためのジャンプコマンドが優先されるため、文字入力がうまくいかないこともあります。
フォーカスモードになっているときは、右矢印キーを押すと「空行(カラギョウ)」と音声でガイドします。文字を入力し終わったら [NVDA]キー+Spaceキーを押してブラウズモードに戻しておいた方が、そのあとスムーズに読み上げできるように思います。

以下は、関連する設定についてです。
[NVDA]キー+Nキーを押すか、システムトレイにある「NVDA」を右クリックして [NVDA]メニューを開きます。
[設定] の中の [ブラウズモード] を選択します。
[フォーカスの変化を追跡する自動フォーカスモード] にチェックが入っていれば、ブラウザの画面で Tabキーを押していってエディットフィールドに移動したときに文字入力が有効になります。
[キャレットの移動を追跡する自動フォーカスモード] にチェックがついていると、ブラウザの画面で上矢印キーか下矢印キーでエディットフィールドに移動した際に文字入力が有効になります。
[フォーカスモードとブラウズモードの切り替えを音で通知] のチェックをはずしても、それらが切り替わった際には、「ブラウズモード」、もしくは、「フォーカスモード」と音声でガイドします。効果音が出なくなるだけです。

結局、NVDA で Web を読み上げていて Eキーや Fキーといったジャンプコマンド、または、マウスによる操作でエディットフィールドに移動したときは、自動的にフォーカスモードにはなりません。[NVDA]キー+Spaceキーを押してフォーカスモードに切り替えてください。
一方、自動的にフォーカスモードが有効になった場合は Escキーでブラウズモードになります。Escキー、または、[NVDA]キー+Spaceキーを押してブラウズモードに戻してからジャンプコマンドを使ってください。


タグ:NVDA
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