Word と Excel の画面をカスタマイズ [パソコン利用]
最近、私は仕事で弱視(ロービジョン)の方々にパソコンの講習をさせていただく機会が増えてきました。普通に目の見える(視覚に障害のない)同僚と一緒に担当しています。
弱視の方々がWordやExcelの画面をより見やすいようにするための設定について少し紹介してみます。
以下の説明で使用する環境はWindows XP と Word2003、Excel2003です。
まず、Word の画面を拡大したい場合は、メニューバーから「表示」→「ズーム」と選択して好みの倍率に設定します。
「ズーム」の設定画面で「指定」の欄に数値を直接入力すると500パーセントまで拡大することが可能です。
拡大率はファイルごとに設定できます。
Excel の画面も上記の手順で拡大できますが、拡大率は400パーセントが最高です。
拡大率は各シートごとに設定されますので、最初に拡大しても、シートをめくったら、もう一度やらなければならない場合もあるかもしれません。
Word では指定した範囲の文字のサイズを大きくしたり書体を変えたりできます。 従って、Wordで入力する文字のサイズを全体的に大きくしたいときは以下のように操作します。
- Ctrl+Aキーを押すか、「編集」メニューの「すべて選択」を実行します。
- メニューバーから「書式」→「フォント」と選択します。「フォントサイズ」の数値を上げて「OK」ボタンをクリックすると文字が大きくなります。
また、フォントサイズを変えたいときのショートカットキーは Ctrl+Shift+P キーです。
* 同じく「フォント」の設定画面で「日本語用のフォント」や「英数字用のフォント」をゴシック体にすると、さらに見やすくなると思います。
Excel では、「表示」メニューから「ズーム」を選択して画面を拡大しておくと、各セルに入力した文字も自然に大きくなります。
そして、Word2003で画面の背景を黒くしたい場合は、メニューバーから「ツール」→「オプション」と選択して「全般」のタブの「背景色を黒にする」のチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。
Word2007 や Excel には背景を黒にする設定項目はありません。Windows xp のユーザー補助(Windows Vista 以上では「コンピュータの簡単操作センタ」)で画面のプロパティでハイコントラストの設定をします。
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