JAWSキーに親しむ [パソコン利用]
今月、パソコンのスクリーンリーダー(画面読み上げソフト)の JAWS for Windows Professional Ver.11.0 日本語版が有限会社エクストラから発売されました。
JAWS のキーコマンド(ショートカットキーみたいなもの)では Insertキーをよく使います。このキーを JAWSキーといいます。Insertキーはデフォルト(初期設定)の JAWSキーなのです。
JAWS の「キーボードレイアウト」を「ラップトップ」にしている場合は無変換キーが JAWSキーになります。
この「キーボードレイアウト」は JAWS の「オプション」メニューの「基本」の設定で変更できます。
JAWS では、現在カーソルがある行の読み上げは Insert+上矢印キーです。カーソルのある場所から連続して読み上げるのは Insert+下矢印キーです。
いくつかのウィンドウが開いているとき、アクティブになっているウィンドウを確かめるのは Insert+Aキーです。
こういった JAWSキーの使い方は、JAWSヘルプの目次からでしたら「キーコマンド」の中にある「キーボードコマンド」の「JAWSキーコマンド」のところに書かれています。
最初はJAWS の基本的な読み上げキーコマンドをテンキーで試してみることをおすすめします。近頃はテンキーのあるノートパソコンも増えてきていますので JAWSユーザーには追い風だと思います。
NumLockオフの状態で、テンキーの0はInsertきー、「.(ピリオド)」はDeleteキーになります。
テンキーの7はHomeキー、1はEndキー、9はPageUpキー、3はPageDownキーです。
テンキーの8、2、4、6は上向き、下向き、左向き、右向きの各矢印キーになります。
つまり、現在の行の読み上げは Insert+上矢印キーですが、テンキーの0+テンキーの8でもいいのです。
テンキーの0+テンキーの2(Insert+下矢印キー)を押すとカーソルのある位置から下に向かって続けて読み上げます。
JAWS関連のテンキー操作はNumLockオフで行います。
また、JAWSカーソルもテンキーを使ったほうが自在に活用できます。
先月書いた記事の「JAWSカーソルの利点」もお読みいただければ幸いです。
JAWS の読み上げコマンドや JAWSカーソルにつきましては、有限会社エクストラのサイトにあるJAWS for Windows Professional Version10.0 日本語版 オーディオガイダンスの「第5章 JAWSの基本操作をマスターしよう」で具体的に解説されています。
以下は主な内容です。各テーマごとに聞くこともできますよ。
JAWSの終了と起動
JAWSの読み上げコマンド
ダイアログボックスの読み上げ
JAWSのカーソルについて
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