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慢性の痛みについて [健康]

2014年12月、京都で開かれた「痛みの勉強会」に参加しました。
講師は、明治国際医療大学の伊藤和憲先生と、帝京平成大学の皆川陽一先生でした。
人口の23%の人たちが慢性の疼痛に苦しんでおり、病院に行ってレントゲンや MRI、血液検査などを受けても痛みの原因が分からないことも多いそうです。慢性疼痛の50%は腰痛で、眠れない、お腹の調子が悪いといった症状をともなう場合も少なくないらしいです。
急性痛の延長が慢性痛ではない点や、痛みがあるだけでは入院できないということも、私にとっては発見でした。
また、痛みが記憶され、原因がなくなっても痛みの感覚が残ってしまうこともあるのだそうです。

症状が変化せず、納得できる原因も見つからず、周囲の人たちにもなかなか理解してもらえないので、慢性疼痛の患者さんたちの治療に対する満足度は低いようです。
講義では急性痛と慢性痛の違いやトリガーポイント治療についても詳しく解説されていました。
急性痛は、身体の組織や神経が壊れた際などに出される警告信号の役割が強いため、原因を探ることが大切です。 慢性痛の場合は、どちらかといえば鑑別するよりも痛みを止める方法をたくさん知っておく必要があります。
鍼灸治療と並行してセルフケアの軽いストレッチやマッサージも有効だそうです。
慢性の痛みは情動の影響も受けやすいため、毎日を楽しく過ごすこと、より良い食事、入浴、アロマテラピー、日誌をつけることなどが薦められていました。日誌の内容は、どんなときに痛みが悪化したり和らいだりするのかを把握する手がかりになるのだそうです。
私は失感情症と痛みが関連しているといった話も興味深く聞かせていただきました。私も自分の感情を認識したり表現したりするのが苦手なところがあるので。
慢性疼痛患者のためのセルフケア講座
 http://selfmanagement.jp/


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